2022.10.19第25回日本IVF学会学術集会に参加しました

2022年10月15日(土)、16日(日)の2日間、神戸市の神戸国際会議場にて開催されました第25回日本IVF学会学術集会にて、展示ブースを出展しました。また、2日目の特別講演-4を共催致しました。

今回のIVF学会では、講演会場がメインホールのみでしたので、展示ブースに先生方がこられるのは、主に休憩時間だけとあって、可能な限り、聴講しました。

1日目では、日本臨床エンブリオロジスト学会「培養環境を考える」で、三重大学の先生による「精子DNA断片化が不妊治療に与える影響」を、興味深く、大変勉強になりました。弊社でも精子DNA断片化指数検査を受託しているからです。講演では、精子DNAの断片化を評価する、4つの検査方法、TUNEL法、SCSA法、COMET法、SCD法の基本原理やそれぞれの違いが説明されました。

やはり、検査精度はTUNEL法が一番ですが、その精度の高さが「過剰」、すなわち、体外受精の成績に影響しないレベルまで検出するとのこと。また、凍結融解時のDFIの上昇をも検出するというのです。それに対して、弊社が受託しているSCSA法では、体外受精の成績に影響するDFIを検出し、かつ、凍結融解しても検査結果に影響しないことから、クリニックにおける臨床に役立てられるのはSCSA法だということが確認できました。

また、精子調整法や精子選別ツールの使用前後のDFIを比較し、調整法がDFIに及ぼす影響や選別法の有用性も示され、大変、興味深かったです。

2日目は、特別講演-4を共催しました。滋賀医科大学の村上教授に座長をおつとめいrただき、獨協医科大学埼玉医療センターの特任教授の岡田先生に「保険診療時代に即応した男性不妊診療開始のAtoZ」というテーマでご講演いただきました。男性不妊とは、男性不妊の診断方法、男性不妊の治療法についての最新の状況を概説され、特に、再現性の低い一般精液検査から、「ブレない」検査である精子DNA断片化指数(DFI)検査で男性の妊孕能を評価すべきという内容でした。

一方、展示ブースには、2日間で多くの先生方にお立ち寄りいただき、特に、プロバイオティクスの使用方法をこれまでの臨床データに基づいてご説明させていただいたり、有用性について意見交換させていただきました。

また、先生方から多くのご意見やご要望もいただき、早速、取り組んでいるところです。

展示ブースや特別講演にご参加いただいた先生方にはあらためてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

よりよいサービスや製品をお届けできるように取り組んでまいります。