精子DNA断片化指数検査
(DFI検査)のご案内
株式会社パートナーズでは不妊治療を行うドクター・医療機関向けに、獨協医科大学埼玉医療センターが実施する「精子DNA断片化指数検査(DFI検査)」を受託しています。
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精子の質を評価します
近年、精子の質への関心が高まっています。ARTの普及や女性不妊患者の高齢化に伴い、男性因子、特に精子の質へのアプローチが重要にならざるを得なくなっているからです。精子の質の指標の一つに精子DNA断片化指数(DFI)があり、弊社では、医療機関向けに精子DFI検査の受託サービスを提供しています。
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精子DFI検査とは
どの程度の割合で精子のDNAが損傷しているのかを測定する検査です。精子の質(機能)を評価する指標になり、男性側の隠れたリスク因子を特定できる可能性があります。
この損傷は、主に酸化ストレスのダメージで引き起こされることが明らかになっています。精液中に精子DNAに損傷を受けた精子が多くなると、受精率や胚盤胞到達率、妊娠率が低下したり、流産率が上昇したりすることが知られています。精子DNAの損傷はある程度は受精後に卵子によって修復されますが、女性の年齢が高くなると卵子の修復能力が低下することも知られています。
そのため、今後の治療方針を検討する上で重要になるだけでなく、抗酸化サプリメント服用や生活習慣の改善の必要性の判断材料にもなります。
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検査方法
精子DNAの二重鎖が保たれているか否かを、酸処理し、アクリジンオレンジで染色後、フローサイトメトリーで測定します。正常精子は青色、DNA損傷精子は赤色、未熟精子は緑色に分類され、それぞれの割合を調べることができます。DFIが24%以下およびHDSが10%以下を正常と判断しています(A J Androl 2022; 24:: 40)。
検査受託概要
- 受 託:株式会社パートナーズ
- ラ ボ:獨協医科大学埼玉医療センター
- 精度管理:獨協医科大学埼玉医療センター 特任教授 岡田 弘
- 検査方法:フローサイトメトリーを用いた測定
- 所要日数:検体到着後7営業日以内
- 検査費用:お問合せください
DFI検査を実施するクリニック
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