2018.05.14SOサポートを用いた臨床試験結果が第63回日本泌尿器科学会にて発表されました

4月19日(木)から22日(日)まで国立京都国際会館で開催された第63回日本泌尿器科学会において、SOサポートⅡを用いた臨床試験結果が、獨協医科大学埼玉医療センター、リプロダクションセンターの岩端威之先生によってポスター発表されました。

◎研究の概要
獨協医科大学埼玉医療センターの泌尿器科及びリプロダクションセンターの研究チームは、男性不妊外来を受診したOAT症候群(乏精子症・精子無力症・奇形精子症の総称)の男性不妊患者19名に抗酸化サプリメント(SOサポート)を飲んでもらい、摂取前と摂取後8週間後、16週間後の精液所見と精子DNA断片化率を測定し、サプリメントの有効性を評価しました。

その結果、精子数や運動率は改善傾向がみられたものの統計学的な有意な差ではありませんでしたが、摂取前には31.3%だった精子DNA断片化率は摂取後8週間で21.3%に、16週間後には16.4%へと有意に改善しました。6ヶ月後には7例が妊娠、その内、2例は自然妊娠によるものだったとのこと。

このことから高用量コエンザイムQ10+ビタミンC、ビタミンEのサプリメントによる抗酸化療法は精子DNA断片化率を改善する可能性のあることがわかりました。

抗酸化サプリメントによる男性不妊患者の精子DNA断片化率の改善効果を、日本で初めて確かめた研究になりました。

◎ポスター
男性不妊症患者に対する高容量コエンザイム Q10療法と精子 DNA 断片化率検査(DNA Flagmentation Index:DFI) についての報告

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